暑さ寒さに彼岸まで…と昔の人はよく言いましたね。
ホントに秋分の日を過ぎると涼しくなりますよね。あの厳しかった残暑もすっかり忘れてしまいました。
朝晩冷えて、体調を崩していたりしませんか?
そろそろ毛布か上掛け布団を用意しておきましょうね。
昨日はパ・リーグの西武ライオンズがリーグ優勝を決め、今年の野球シーズンもいよいよ大詰めに入ってまいりました。
運動会シーズンも真っ只中、毎週末はどこかで花火がなっております。
今年は次女が紅白リレーに出るという、我が家初の快挙!ということで、気合を入れて応援しにいきました。本人の性格からあまり期待を掛けてしまうと、かえってプレッシャーになって走れなくなってしまう…と心配しましたが、そんな親の気持ちはそっちのけで、しっかりとお役目を果たしてくれました。
子供たちも頑張っているので、親も頑張らなくては…。
ということで、先日は商工会議所青年部の県の組織の中で、木更津へ研修に行ってまいりました。
行った先は…陸上自衛隊 木更津駐屯地 第一ヘリコプター団の施設でした。
主に災害救助の場にて活躍することが多い、CH−47Jというヘリコプターです。
まずは、第1ヘリコプター団の概要を説明していただき、スマトラ島沖地震による津波被災地への派遣時のビデオを見させていただきました。
そこでは、我々の考えの及ばないところで、第1ヘリ団の隊員の方々が活躍している姿がありました。また、日本(自衛隊)には大きな輸送船がなく、CH−47のような大きなヘリを艦内に入れて航行ができない…という点と、アメリカ軍のヘリと違いローターが折りたためないということで、どうしても災害派遣時は準備に時間がかかり、迅速に対応することが難しいということでした。
また敷地内には赤錆びた格納庫があり、窓枠は木製でところどころガラスが落ち、正面の扉は腐っていて潮風にガタンガタンと今にも壊れそうでした。陸自もそんなに予算が厳しいのか…などと話していましたが、実際のところ、もともと海軍の施設だったということもあり、管理は「米軍」なのだそう…。陸自の施設が米軍管理という矛盾に隊の方も疑問を抱いていたようです。
そして、講義が終わり、いよいよCH−47の体験搭乗をしてまいりました。
この燃料高のご時勢ですので、遊覧飛行ではなくあくまで訓練の一環として、実際の訓練の時間を割いていただいての体験搭乗とのことです。写真は搭乗したものと同型の機種ですよ。
乗り込む祭は、後のハッチから乗るのですが、エンジンの排気口も後にあるため、ローターの風と排気熱ですごく熱いです。乗り込む際は顔を手で覆って入るように言われました。中に入ると配管などがむき出しで、これは軍事用の機体なのだという事を知らされます。
電車の座席のように、左右にある布製のベンチに座り、ベルトを締めます。前後には迷彩服にヘルメットを被った隊員がサポートします。耳栓をしているので、ほとんど会話はできません。ローターの音とバタバタという震動が次第に大きくなり、機体が浮き上がりました。
あっという間に高度があがり、東京湾上空を飛行します。気分はランボーがゲリラ基地を脱出した時のような感じです。もちろんエアコンなどという快適装備はなく、中は蒸し風呂状態、真夏だったら大変だったでしょうね…。後のハッチは閉まっているのですが、それでもガバッと空いているんですよね。敵が後方についた時、攻撃をするためでしょうか…?
その後、機体は横浜から鶴見、海ほたる上空を旋回し、基地に着陸しました。20分程度の体験搭乗でした。戦争をしない…という日本でもこのような施設があることの矛盾と、なかなか見ることのできない施設を見学できたことの感動と、いろいろな感情が入り交ざった視察研修でした。